育児本- happiest baby on the block
妊娠中に唯一読んだ育児本がこちら
アメリカでは割と有名な本らしい*1。私はランダムに行き当たったdoulaさんのホームページで推薦図書になってたのが出会いだった。
ざっくり内容
この本によると、生後3ヶ月までをママのお腹の中にいる名残がある"forth trimester"と捉えている。空腹でもなくオムツ替えでもないのにギャン泣きするベビーを落ち着かせるには、下記の5Sという小技の組み合わせが効く、という話。
- Swaddle おくるみでぐるぐる巻き
- Side/Stomach position 横向き、うつ伏せ
- Swinging ゆらゆら
- Shushing TVの砂嵐音とか、いわゆるホワイトノイズ
- Sucking おっぱい、おしゃぶり
実際にやってみて
我が家は幸いなことに、理由もなくギャン泣きするという場面がほぼ皆無に等しい*2。とはいえ、「子宮の環境を再現すると落ち着く」という本能があるのならということで、主に寝かしつけ時にコツを取り入れている。
著者が強調するとおり、どうやら個々のSでは効果不十分な印象。複数技の組み合わせが重要だと思う。
- おくるみ→ 良し悪し。うちの子は両腕が自由じゃないと嫌なのか、ご機嫌次第ではおくるみから抜け出そうとして逆にグズることもある。Sleeping sackを使用中*3
- 横向き、うつ伏せ→ おっぱいの後だと吐いてしまうので要注意。うちの場合はうつ伏せまでしなくても空中で前傾にするだけでよい感じ。あるいはskin-to-skinのように私の胸の上に斜めに乗せると落ち着くみたい
- ゆらゆら→ 眠い時はこれだけでスコーンと寝落ちする*4
- ホワイトノイズ→ これが効果絶大。Youtubeで掃除機の音を9時間流し続ける動画を見つけて、利用中。再生スタートするとすぐにトローンと眠そうになる。
- おしゃぶり→ 母乳育児が安定するまではおしゃぶりを控えるように指導を受けていたので、生後3週間目からおしゃぶりデビュー。こちらも効果絶大。寝るときに妙に落ち着かなさそうな様子のときだけあげるようにしている。
ただ、最後のおしゃぶりについては依存性が心配なところ。本書では「生後9か月までにおしゃぶりのクセをやめさせれば大丈夫」と書いてあった。9か月以降はおしゃぶりに情が生まれてやめにくくなってしまうんだとか。忘れないようにしないと。
感想
本にある解説をざっと読めば、生まれたての赤ちゃんの本能行動をつかむためには十分すぎる情報量だったと思う。このDr. Karp、理論に基づく商品開発の末、こんなサイトまで立ち上がってて手広くやってらっしゃる。
寝かしつけの小技としてホワイトノイズ+おしゃぶりの効果がすごすぎて、それだけでも我が家には役立つ本になったと思う。最初こそ寝室に響く騒音で寝にくく感じたものの、今や私も夫も掃除機の轟音の中で問題なく眠れるようになった*5。