美味しい炊きたてご飯を求めて
まずい。
炊いたばかりのお米から変な匂いがする。
渡米直後に直面した深刻な問題のひとつが、炊飯まわりの事情だった。
当時の炊飯状況
- NISHIKIブランドの米 (コスパがよく、広く流通してる日本米。個人的に”中の下”ランク)
- 水道水を使用
- 基本的に早炊きモード (所要時間30分)
- 夫が先輩からタダ同然で譲り受けた炊飯器
留学の経験上、NISHIKI米ってすごく美味しい訳じゃないけど、ここまでのひどい味を出すのはおかしい。温め直したら悪化しそうなので、冷蔵/冷凍保存をする気にもならない。
これにはいくつかの要因が絡んでいると仮説を立て、お米の種類を変えずに、ひとつひとつ他の可能性を潰していくことにした。
実験: 炊飯条件の検証
目的: NISHIKI米の味をOKなレベルに引き上げる
方法: 炊飯モード、水、炊飯器本体という3つの条件を段階的に変える
- 早炊き→タイマー設定
- 水道水→ミネラルウォーター
- ミネラルウォーター→浄水器を通した水
- 新たな炊飯器の導入
結果:
- Aromaの炊飯器は時刻指定はできないものの、何時間がに炊き上がるようにするかは指定できる。そこで浸水時間を含め2時間後に炊き上がるようセットした。すると、米の芯が残っている感じは改善された。
- 冷蔵庫にあったよく冷えたクリスタルガイザーを使用。ひと口目の変な匂いはほぼ消え、お米らしい味がした。
- 飲み水用にPURという簡易浄水器を蛇口に取り付けたので、そこからの水を使用。クリスタルガイザーの結果と相違なし。
- 象印の炊飯器をAmazonで購入。やっとNISHIKIの限界まで食感と味を出せた気がした。保温してもさほど臭くないし、チンしてもまあ許容できる。
考察:
はっきり言って浸水時間の不足なんかは炊飯の基礎レベルの話なのでAroma炊飯器が悪いわけじゃない。味を損ねていた理由は水の影響が大きいと思われる。変な匂いは水を変えることでおおむね解消した。(ちなみに水を変えさえすれば早炊きモードでも臭みは出なかった。) PURの浄水器で問題なかったので、これからは浄水器を採用する。
炊飯器の変更という、かなりの根本から条件を変更してみたところ、時間をかけてIHでしっかり炊いてくれる象印の方が段違いの結果をもたらしたことは明らかだった。特に違いは保温時、温め直しの時の食感と味に反映された。
以上
あとはもっとお米の種類にこだわって、しっかり投資しないとね。