アメリカ留学、一緒に来る?

夫の留学についていくことになった。アメリカ生活・妊娠・出産・子育てに関してゆるりと記録してみる。1年目はLA、2年目はNY。

アメリカと日本では産前産後の骨盤ケアへの意識が違うらしい

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この前meetupで見つけた妊婦向けヨガクラスに行ってきた。(写真はヨガ後に行ったUMAMI BURGER)

ヨガはすでに通ってるので、どちらかというと出産予定日の近い妊婦さんがいたら嬉しいなぁと思って。でも顔を出してみたら「今日の参加者ははあなた1人だけだからプライベートレッスンね」と言われた。うーん、想定外!

 

今回のヨガはkundalini yogaの要素が少し入っているとイベントの説明に書いてあった。数日前に申し込みしてから調べたんだけど、ネットに並ぶ言葉がちょっと怖いことに気づく。”瞑想”、”人間の根源的エネルギー”、”チャクラ活性化”、”覚醒”、”精神性の変化”… 色々極めると"クンダリーニ上昇”とかいうやつで違う世界が見えるようになる、とか。健康維持の目的だけなんですけど、私もやっていいんですかね…

 

ヨガクラス開始前、一対一であることを知らされたにした私は、前日のリサーチ内容をスルーすることに決めた。

蓋を開けてみると怖いことは全くなくて、むしろnatural birthのサポートをするための勉強要素を散りばめた感じ。呼吸法、パニックを避けるためのシンプルな自己暗示 (マインドフルネスに近い)、骨盤底筋を鍛える呼吸法とポーズの組み合わせ、など。先生本人がmidwifeでもあるので、出産前の過ごし方とか心身の準備についてもきっちり教えてくれた。プライベートでめちゃくちゃラッキーだった。

 

そこで聞いた、印象に残った話。

日本だと産前産後の骨盤の変化について皆とても敏感で、骨盤ベルトやガードルが売られていたり、骨盤矯正の教育本、マッサージや体操がそこら中にあふれてる。もはやバレンタインチョコの戦略のように、妊産婦むけ製品のセールスのために無理やり押し売りされてるような印象があって、情報過多の世の中がうさんくさく見えていた。

ヨガの先生によると、骨盤に関して意識が高いのは日本やフランスあたりだけなんだとか。かたやアメリカでは、産婦人科医含め一般的に妊産婦の骨盤についてさほど気に留めてないらしい。そのせいで産後に骨盤のゆがみからくる不調を訴えるママがとても多いと。

出産にかけて緩んだ骨盤が正しく戻るためには少し努力が必要なのは間違いないことのようで、日本の狂信的な骨盤神話も100%うさんくさいわけではなかった。今回の出産は日米折衷スタイルで行くことにしてるので、骨盤ケアは日本版を採用します!

 

余談。

陣痛のときリラックスできるように、毎晩音楽をかけながらゆっくり深い呼吸をする練習をするといいよ、と言われた。できれば好きな写真やアロマを焚いた自分だけの小さな空間を部屋作っておくといいよと。

その空間を英語だかヨガ思想的にはナントカ (忘れた笑) って呼ぶけど、日本ではお祈りするスペースをなんて呼ぶの?と質問された。パッと思いついたのが、仏壇。だって実家のおばあちゃんが毎日仏壇にお祈りしてましたから。

でもその先に待っていたのは、「ではあなただけの大切なブツダンをイメージして」「ブツダンに来ると心が安らいでくる」「ブツダンを思い出すと本番も気持ちが楽になる」…ブツダン連呼。

絶対なんか違う。今の部屋にブツダン作るつもりは毛頭ない。

笑いをこらえるのに必死だけど今さら修正もできず、そのまま乗り切った。